二人はゆっくりと愛しげに唇を合わせた。 「チャンミナ…」 「ユノヒョン…」 次第に激しく絡み合う舌と身体と共に 二人の吐息も荒くなる。 「…  ヒョン… あっちに行こうよ…   せっかくあんなに広いベッドがあるんだから」 ソファーでユノの下に組み敷かれていたチャンミンがユノの耳元で囁いた。 ユノがチャンミンの腕を引っ張り上げて立たすが、まだフラフラのチャンミンは 「ヒョン〜歩けないよ〜」と甘えた声を出し、ユノにしがみついた。 「えーどうしろって言うんだよ〜」 「前にゲームでお姫様抱っこしてくれたじゃん!あれやってよ」 酔ったチャンミンはケラケラと楽しそうに笑った。 「あんな事して歩けるわけないだろ」 「えーーこんな立派な太ももしてんのに?」 チャンミンはユノの太ももを撫でまわす。 「おまえ、ほんとに酔ってるな…」苦笑いしながら、ユノが背中を向け 「ほら、来いよ…おぶってやるよ」そう言うと、少しかがんで後ろに手を伸ばした。 チャンミンはニコっと嬉しそうに微笑み、ユノの背中にしがみついた。 首元に顔を埋め、 「ユノヒョンの匂い…」と大きく息を吸い込んだ。 「あー落ち着くなぁ〜」頭をユノの肩に置き 「ヒョン……何があったのかよくわからないけど、来てくれてありがとう。 心配して、飛んできてくれたんだね… 靴が右と左バラバラだよ」ギュッと首に回す腕に力を込めた。 「え!?」ユノは足元に視線を落とし 「…ほんとだ…  」 フッと静かに息を吐き ベッドにそっとチャンミンを下ろした。 ベッドの淵に腰を下ろしたチャンミンの髪を撫で、 「…  ほんとに良かった…  おまえが無事で…」 またしんみりと言うユノを見上げ、両腕を上げてユノを求める。 フワリと上からチャンミンを抱きしめ 「どこにも行くな。ずっと俺のそばにいて、俺だけを見ててくれよ…」 チャンミンはユノの腰に手を回し、顔はユノを見上げて 「そばにいるよ。ヒョンのそばに。ずっとずっとヒョンだけを見てるよ」 「チャンミナ…」 二人は抱き合い、大きなフワフワのベッドにスローモーションのように倒れこんだ。